自分は「弱い人間」ではなかった!HSPの特性を知り、安堵感に包まれる

私は今まで漠然とHSPを自覚してからも周りに同じタイプの人がいなかったため、普通の人にとっては平気なことでも過剰に反応してしまう感覚を誰とも共有できずに、自分はただ人より弱い人間なのだと感じていました。

今回のセッションでは私の経験談をあたたかく聞いてくださり、そういう人は程度に違いはあっても一定数存在することを知り、自分にとっては大きな心の支えになりました。

また私自身、HSS型HSE(繊細だけど刺激と交流を求める)タイプの結果が出ましたが「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」という表現がすごくしっくりきて、友人や知人との関係性においても、一緒に楽しみたいと思う部分と、ある程度の距離はおきたい部分が絡み合う思考に納得しました。

「いつも、強い人に見られてしまうけれど…」

さらに、人と接すること自体は嫌いではないため、相手に気を遣いながら明るく振る舞うことで、他者からは「何を言っても平気な人」に見られてしまう傾向があることや、親しい交友関係の中でも、自分は傷つきやすく打たれ弱いことを安易に人に見せられずにいましたが、そのことまでも気付いてくださったことにとても驚きました!

「私の近くでコソコソ話はやめてほしい・・・」

他にも自分は、五感の中でも特に「耳」の聴覚敏感だと気づかせていただき、そう思ってみると突然の大きな音にびっくりしやすく何かを聞きながら作業ができず、人のコソコソ話が自分に関係がなくても“不快”に感じるのはこのためだったのかと辻褄が合いました。

「自分軸と我儘は別」という言葉が印象的。もっと、自分を労って生きてもいい

「自分には、今、やりたいと思えることがない」

私は普段の生活の中で、自分のことよりも周囲が喜ぶことを優先する傾向があります。

それは無意識に自分を後回しにしている事なのですが、そうしているうちに、夢や希望を持って積極的に行動している友人や知人を目にすると、何となく落ち込むような気持ちを自覚するようになりました。

そこで言われた“自分軸と我儘は別”という言葉はとても印象的で、心に響きました。

確かに今まで自分の希望を優先させるのは自分勝手なことだと思い込み、他人軸で物事を判断し行動していた“思考の癖”に気づいたことで、もっと自分のことを大切にして、労って生きてもいいのだと思えたのです。

話している中で、どんどん自分の気づきにつながりました。

このような自分の特性を客観的に知ることで、疲れないためのヒントを得て、自分軸を強化するアドバイスをいただけたことは、今後の生活を考える良いきっかけにもなりました。

これから少しずつ思考の癖を自分軸へと変化させ、自分にも他人にも優しくできるようにしていけたらと思います。

「自分軸」を意識して変化したのは、自分の思いを「握りつぶさなくていい開放感」

「相手はどう、感じるのだろう…」

セッション前には全く意識してこなかった「他人軸」と「自分軸」を自覚するようになったことで、これまでは

「自分がどうしたいか」

ではなく、自分の言動によって

「相手がどう思うか」

「相手がほしい言動は何か」

を無意識的に優先してしまっていたことを強く実感しました。

またそこで自分の本音や希望、特に反論(相手と違う意見)を口に出そうとする時には、これまでそうしてこなかったせいか緊張や不安を自分自身が感じていることも分かりました。

しかし不安に感じながらも実際に口に出してみると、周りに気を遣って「自分の思いを握りつぶさなくていい開放感」の方が大きいと気づくことができました。

先日、友人数名で久しぶりに会った時、その場には来ていなかった別の友人Aさんの退職について話題になり、メンバーの一人であるBさんが、私に対して

「Aさんの退職理由を聞き出してみてよ」

と、しつこく言ってくることがありました。

それがAさんに対する心配や気遣いからくるものではなく、ただの興味と面白半分で「裏ネタ」にしたいだけだということは、その時のBさんの言葉や口調から明らかに感じ取れたため、私自身、とても不快に感じて、正直困ってしまいました。

しかし、そこで前回のセッションのことを思い出し・・・

勇気を出して

「自分で本人に聞いたらいいじゃないの」

「Aさんが、退職について話したくないかもしれないのに、無理に聞き出して、私から言いふらすことはしたくないよ」

と、自分の意思はっきりと相手に伝えることができました。

もちろん私も敵意を持って伝えたわけではなく、実際は笑顔で穏やかに話すことができたため、このような「反論」を伝えても嫌われた様子や、険悪な雰囲気になることもなく、ただ相手に受け入れてもらえたことは嬉しい出来事でした。

一般的には、みんなが意識せずに「普通にやっている」ことでも、自分の中ではこのように、意に沿わない事象に「勇気をもって対処」できたことは、大きな変化であり、自信にもつながりました。

「私は、自分の思いを伝えてもいい」

このような小さな変化を積み重ねて、現在はEmbraceで学んだエナジーケアのおかげで、以前よりも疲れにくくなりました。コーチングを通じて、自分の特性をポジティブに捉えられるようになり、職場でも自信を持って自分らしく働けています。ありがとうございました。

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