自分を責める「生きづらさ」から解放されて、新たなフェーズへ

自分はこれまで根性論をベースに「我慢することは当たり前」と捉え、感情のブレを抑えて平常心を保つことに重点をおきながら、経営者と治療家の二足の草鞋を履いて走り続けてきました。

そして人生の半ばを過ぎた頃より、大きなプロジェクトを成し遂げても、自分の本音と建前の乖離に違和感を覚え、心の片隅に疼く「生きづらさ」を意識するようになりました。

「自分が悪いからダメ」

それでもずっと、自分を責めることは止められずに、悶々とした日々が続いていました。

そのような時に自身がHSPのボーダー気質だと、気づく機会を得たのです。

さらに縁あってEmbraceのコーチングを受けることになり、最初に感じたことは、「やせ我慢」を重ねて結果を出し続けたとしても、自分が心の底から「充たされて」いなければ、他から得た充足感は続かない、また長年抱えてきた「生きづらさ」からも「解放はされない」ということでした。

「有難うより、スミマセン」

忙しい合間を縫って受けるセッションですが、自分の中にある「ブロック」や「恐れ」、具体的には「感謝」よりも「謝罪」の言葉が多いことなど、時にネガティブな価値観や不安からくる「思考のクセ」を自覚すると、正直「痛み」を感じることもありました。

それでも、前向きに「変わりたい」と思い、自分と向き合い続ける中で、意識の変化が行動の変化、そこから環境の変化へと波及するかのように、嬉しい展開もありました。

実は、数年前にお蔵入りとなっていた某公益財団法人に向けて提案していた「メディカルシステム構築・導入事業計画」に関連して、週刊誌から取材を受ける機会に恵まれたのです。

また、柔道整復師の専門学校で特別講義をさせて頂く機会を得たり、所属する職能団体から全国で業績トップとして表彰を受けることに合わせて、若手の治療家に向けた講演会を開催する運びにもなりました。

「自分らしく、楽しくやろう!」

「ワクワクを大切にしよう!」

そこには、「根性論」だけでは語れない新たな「フェーズ」を熱く語っている自分がいました。

人にはそれぞれ「自分で成長していける力」があると、捉えられるようになった

自分はこれまで体力面には注力しつつも、自己のメンタル面はあまり重要視してきませんでした。

しかし、心身の限界を感じるようになってきた人生の後半戦に突入して、自身の「繊細な気質」や「思考のクセ」に戸惑いながらも、それらを受容し始めたことで、以前は中核となるスタッフの成長に伸び悩み、ネガティブに自分を責めて落ち込むことがあったりもしましたが、

「そういう考え方もある」

「それも自分らしさ」

と、自己受容が進むと同時に、相手のポジティブな側面に自然と目が向くようになりました。

また、若いスタッフに対しても、

「自分が〈箔〉を付けてやらないと!」

と気負いした「指導」を意識している部分がありましたが、人にはそれぞれ

「自分で成長していける力がある

と捉えられるようになると、どこか「ピリピリ」していた職場の雰囲気も、良い意味での緊張感に変化したと感じます。

人生の折り返しを迎えて「生きづらさ」や「迷い」を意識し始めても、仕事に流されたり、年代的にも社会的な立場や責任がある「アラフィフ世代」は、周囲に相談できず一人で抱え込み、自分の「弱み・本音」と向き合う機会を得られない人も多いと思います。

正直、自分もこの歳になり、実は「繊細」という気質と向き合うことになるとは思ってもいませんでした。

しかし、このような多くの「気づき」が心を軽くしてくれたことで、抱えていた「生きづらさ」を手放し、本当に自分がやりたい事を軸に据えて前進していきたいと思っています。

同じような「悩み」を抱えた方々の役立つ情報となれば幸いです。

また、相談させていただきます。

ありがとうございました。

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