HSP女性が仕事と子育てを両立するためのアドバイス:無理せずバランスを取る3つの秘訣

こんにちは。HSP専門コーチ・カウンセラーのemiと申します。

私は自身もHSP(Highly Sensitive Person)としての経験を活かし、現在は「エンブレイス・HSPキャリアメソッド」を通じて、HSPの特性を持つ方々のサポートを行っています。

HSPの方々はその繊細さや感受性の豊かさから、日常生活において様々な課題に直面することが少なくありません。特に、HSP女性にとって「仕事」と「子育て」の両立は大きな悩みの一つです。今回はそんな繊細ママさんのお役に立てればと思い、両者のバランスをとる秘訣についてお伝えします。

目次

「自分は仕事ができていないのでは?」

HSP女性は、仕事での細かいことにも敏感に反応するため、職場でのストレスが蓄積しやすいです。例えば、同僚や上司の些細な言動に過剰に反応してしまい、自己否定に陥ることがあります。そして、家に帰っても、そのストレスを完全に切り替えることができず、育児に集中できない自分にさらに罪悪感やプレッシャーを感じることが多いです。

ケース1:30代のAさんは、フルタイムで働きながら2人の子供を育てています。職場では常に効率と成果を求められ、子供の学校行事や家事との両立がうまくいかず、心身共に疲れ果ててしまいました。職場でのちょっとしたミスでも過剰に自分を責め、家に帰ってからも子供の些細な行動に対して苛立ちを感じてしまい、自己嫌悪に陥っていました。


2. 周囲からの期待に応えようとする負担

「自分はうまくやれていない」

HSP女性は、周囲の期待や他者の感情に敏感なため、仕事でも子育てでも「完璧でなければならない」と感じやすい傾向があります。職場では成果を求められ、家庭では「良い母親でありたい」という思いが強く、結果的に自分の限界を超えて頑張ってしまうことがよくあります。特に、他のママ友や同僚と自分を比較してしまうと、負担がさらに増してしまいます。

ケース2:Bさんは、休日は子供の保育園のママ友からのお誘いで子どもの習い事の付き添い、職場での期待にも応えようと夜は遅くまで仕事を続け、休む暇もなく動き回っていました。平日も夜は子供の宿題を完璧にサポートし、職場ではチームを引っ張っていたものの、心の中では常に「もっと頑張らなければ」と思い続けていました。結果として、心身の疲労がピークに達し、燃え尽き症候群のような状態に陥ってしまいました。


3. 感情のコントロールが難しい

「もしかしたら、重大な病気ではないか?」

HSP女性は、感情の振れ幅が大きく、仕事や子育ての中で起こる出来事に対して感情的に強く動揺してしまうことがあります。例えば、子供が体調を崩すと、ただの風邪でも重篤な病気なのではないかと不安になり、過度に心配して慌ててしまうことがよくあります。また、職場でちょっとしたトラブルがあっただけでも、感情を引きずりやすく、家に帰ってからも頭の中でそのことを考え続けてしまいます。

ケース3:Cさんは、仕事で上司に厳しい指摘を受けた際、家に帰ってからもそのことが頭から離れず、夜遅くまで悩み続けました。翌朝、子供が熱を出した際には、その不安がさらに増幅され、「仕事も育児もどちらも中途半端だ」と感じて落ち込んでしまいました。感情的に強く動揺してしまう自分に対してどうしていいのか分からず、身動きが取れなくなってしまうのです。

このようなケースはHSPにはよくありがちな事です。私自身も熱の下がったばかりの娘を保育園に預けて仕事に行かなければならない時は、罪悪感に苛まれ自分は悪い母親だと自分を責める事が何度もありました。

「ママはお仕事だからいい子にしていてね」

保育園に預けて離れる時にも、泣きながら手を振り見送る娘の姿に、涙したことも一度や二度ではありません。そんなやるせない気持もHSPの皆さんならお分かりいただけると思います。


外部の期待や環境的な要因に敏感に反応してしまうHSPにとって、仕事と子育てを両立することは、日々のストレスを過剰に感じやすい気質をふまえると、実はとても大きな挑戦といえます。

「子どもを預けて仕事を優先する私は、良い母ではない」

常にこのような気持と背中合わせで仕事に向かうのです。先にも述べたように、私自身も子どもを保育園に預ける時は、自分が切なくなってしまい涙を堪えることが多々あったり、大雨の予報が出ると学校から帰宅できるか過度に心配してしまうなど、過敏すぎる感情に苦労したことは数知れすです。

しかし、適切なサポートとセルフケアを意図的に取り入れることで、より幸福度の高い仕事と育児の両立が可能となります。

それでは実際の仕事と子育てをバランスよく進めるための具体策を紹介します。

1. 自己理解とセルフケアの実践

まず、自分がHSPであることを理解し、その繊細さを「強み」として捉えることが重要です。HSPの特徴である感情やストレスに敏感であることを理解し、自分に合ったセルフケアを日常的に取り入れましょう。例えば、リラクゼーションやヨガ、深呼吸などのリラックス法を短時間でも実践し、意識して日々のエネルギーをリフレッシュする時間を取り入れることが大切です。

2. 他者の期待に応えすぎない

HSP女性は、他者の期待に敏感で、つい自分の限界を超えて頑張りすぎることが多いです。しかし、他者の期待に応えることよりも、自分自身のニーズを優先することが重要です。完璧を求めすぎず、職場や家庭でも「できる範囲」で自分の力を発揮しましょう。

80点できれば十分なのです。さらに周囲のサポートを得ることも、時には有効な手段と心得ましょう。

3. 感情を客観視する

感情に振り回されないためには、自分の感情を客観的に見つめることが大切です。日記をつけたり、感情を書き出すことで、何が自分を不安にさせているのかを明確にし、その感情に対処する方法を見つけることができます。感情の起伏が激しいと感じた時には、すぐにリセットできる「心のルーチン」を作ることも効果的です。

例えば私の心のルーチンは「大丈夫、大丈夫、大丈夫だから」という自分への声がけと、贅沢な深呼吸3回です。緊張感が高まっている時、怒りや悲しみの感情が湧き上がってきた時にこの3✕3のルーチンが私にとっては効果的です。気になる方はぜひ、試してみてくださいね


HSP女性がより快適に仕事と子育てを両立するためには、先に述べたエネルギーのバランスが重要です。エンブレイス・エナジーケアでは、HSPに特化したエネルギーマネジメントを提案しています。

日常のストレスを解消し、消耗しがちなエネルギーを整え補完するための具体的な方法を提供します。

また、エンブレイス・HSPキャリアメソッドを通じて、仕事と家庭生活のバランスを取るためのカスタマイズされたアプローチをあなたの特性に寄り添いながら、ご提案させていただきます。

仕事と子育てを楽しく充実させて両立できるように、具体的なステップを一緒に考えていきましょう。

詳細をお知りになりたい方は、Embrace公式サイトをご覧ください。

仕事と子育ての両立は大変ですが、それは貴重な自身の成長の機会でもあります。HSPとしての感受性を大切にしながら、自分らしく、むしろ日々の変化を楽しみながら大切な時間をお子さんと共に紡いでいってください。

無理をせず、自分のペースで進んでいけば、あなたらしいバランスがきっと見つかるはずです。一歩一歩焦らずに自分を信じて…繊細ママさん、ファイトです!

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