【HSP】職場の人間関係が辛いと感じたら試したい3つの方法

こんにちは、HSP専門コーチのemiです。

HSPの方にとって、職場の上司をはじめソリの合わない同僚との関係性はとてもストレスフルな課題です。

私自身もこれまで職場の人間関係において、神経をすり減らし食事ができないほど悩んだことも多くありました。HSPはその過敏さゆえに、対人関係での悩みは本当に大きなストレスになりますよね。

この記事では、HSPの方が「苦手な上司や同僚との関係を少しでも楽にするための具体的な方法」についてご紹介します。自分の感情から解放される糸口として、少しでもお役に立つ情報となれば幸いです。

目次

1. 感情を決める「デタッチメント」の技術を身につける

職場で苦手な人と接すると、どうしても感情が揺れさぶられてしまいます。
デタッチメントとは、物理的にも心理的にも対象から距離をとることで、自分の感情を一歩立ち止まって観察し、必要以上に感情を巻き込まないようにする技術です。

「上司の機嫌が悪いけど、これは私に直接関係ないことだな」

「今、彼女は自分のストレスを発散している」

このように相手と自分との間に一定の距離を保ち、冷静に分析することがポイントです

実際に、私自身がよく意識していたことは、SEKAI NO OWARIの「Dragon Night」の歌詞の一節でした♪

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない

だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ

初めてこの歌詞を聞いた時には、まさに私の悩みはそこだ!と腑に落ちたのです。

互いに価値観や考え方、大切にしたいと思う部分が違っていれば「自分が正しい」と思う部分も違って当然です。

相手には相手の理由があるのです。

そう思ったら、ずいぶんと私自身の気持ちは軽くなりました。

なぜなら…

「私自身を全否定されたわけではない」

「ただ、〇〇さんとは焦点や根本的な考え方が違うだけ」

このワンクッションを入れるだけで、自分の存在価値を全否するネガティブ落ちは少なくなります。

実際の業務上、もし改善すべき指摘を受けたのであれば、その事実に対して誠実に取り組めば良いのです。必要以上に自分を落とし込む必要はありません。これだけでもHSPの過剰なエネルギー消費量は随分と軽減させることにつながります。

2.「Iメッセージ」で自分の気持ちを伝える

HSPは、周囲の感情を鋭く感じてしまうため、自分の意見や感情を抑えてしまうことも多いです。
また、相手の感情に呑まれてしまうとさらに緊張して、言葉が出てこないことがあったり逆に感情的な言葉をそのまま返してしまうことで互いに嫌な思いをすることもがあるかもしれません。

しかし、ここで紹介する効果的な伝達方法は「Iメッセージ」を使った自己表現です。

「あなたが○○するから嫌だ」と攻撃的に感じさせるのではなく、
「私はこう感じる」と、自分の感情に焦点を当ててメッセージを発信した場合、相手を恐れずに自分の気持ちを伝えることができます。

例:
❌「あなたが急に指示を変えるから、混乱するんです!」
⭕「私は、急な変更があると少し混乱してしまうので、事前に伝えてもらえると助かります」

HSPに限らず、コミュニケーションは双方の歩み寄りが基本であれば、こちらの動揺や嫌悪感はほぼ間違いなく相手にも影響を与えます。その結果、ネガティブな感情の場合は特に相手もそれを察して感情で返して来ることになるでしょう。

実際に、私自身が多くのクライアントさんとのやり取りの中で意識していることは、相手がそのような言動や行動を取ることには、必ず「その人なりの理由がある」という事です。それが仮に、私自身が嫌だと思うことであったとしてもです。むしろ相手がそこまで理解してその行為を行っていない場合もあるので、お互いの認識の違いをすり合わせることが必要となります。そこで、活用するのが「Iメッセージ」です。

「何でこれを先にやってくれないの?」

「すみません。私はこちらを優先させた方が良いと考えていました。〇〇さんは、こちらが先とお考えだったですね?」

実際に私はこの「Iメッセージ」のやり取りで、相手の方から教えてもらう事がとても多くなりました。そして、ストレスを感じることが格段に減った経験があります。

大丈夫です。実は相手もそこまで考えて行動はしていないことがほとんどですから、「そうか自分も言葉が足りなったのか」と思えば、かえって親切にアドバイスをくれることもあります。

ぜひ、自分なりの「Iメッセージ」を試してみてください!

3. 「感情デトックス」で心の軽やかさを取り戻そう!

「上司や同僚の意見が頭から離れない…」そんな風に感じたとき、心の中にたまった感情をリセットする「感情デトックス」が役立ちます。意図的にこの時間を取り入れることで、心の負担が軽くなり、前向きな気持ちを取り戻せるでしょう。

簡単なストレッチ

デスクの横で肩を回す、首を伸ばすなど軽い動きでも、体の緊張がほぐれます。

深呼吸

ゆっくりと大きく息を吸って吐く。緊張感が強い時は交感神経が優位ですが、深呼吸を取り入れることで、リラックス!副交感神経に働きかけることで、心が落ち着いてきます。

散歩:お昼休憩は外へ出る

昼休みに外を歩いて自然に触れることで、気分がリフレッシュされ、頭もすっきりします。敢えてお弁当を外へ買いに出かけたり、公園でランチタイムを取るなども気分転換になります。

息抜き:ブレイクタイムを取ろう

職場では「15時のティータイム」を取り入れてみるのもおすすめです。

「ふぅ、一息つこう。お気に入りの紅茶でエネルギーチャージ✨」

「窓辺で外を眺めながらコーヒーブレイク☕️ この数分が意外と大事なんだよね。」

たった5~10分の休憩でも、心と体を整え、その後の仕事に必要なエネルギーを蓄えることができます。特に神経が過敏なHSPの方にとっては、こうした短時間のリフレッシュが日々のパフォーマンスに大きく影響することをお忘れなく!

大切なのは「無理せず、続けられること」です。あなた自身がリラックスできる方法を見つけて、日々の中に感情デトックスの時間を取り入れてみてくださいね🌿

苦手な上司や同僚との付き合い方は、HSPにとって大きな課題ですよね。でも、それを克服するために、自分で環境を整える意識を持つことがとても大切です。

先に紹介した感情を客観的にコントロールする「デタッチメント」や、自分の気持ちを相手に柔らかく伝える「Iメッセージ」を活用することで、相手との関係をうまく整理しつつ、ストレスを減らすことができます。さらに、定期的に「感情デトックス」を取り入れることで、溜め込んだ感情をリセットし、心身を整える習慣をぜひ作っていきましょう。

具体的な3つのアクション!まとめ

「デタッチメント」で自分を守る
物事を必要以上に受け止めず、「これは相手の問題、自分の責任ではない」と心の距離を取る練習をしましょう。これがストレス軽減につながります。

「Iメッセージ」で対話を前向きに
「あなたはこうだ」ではなく、「私はこう感じる」という言葉で伝えると、相手とのコミュニケーションがスムーズになります。たとえば、「こうされると困る」よりも「私はこうされると不安に感じます」の方が、相手に自分の気持ちが伝わりやすいですね。

「感情デトックス」で心のスペースを作る
深呼吸や散歩、ストレッチ、短い休憩時間を利用して、感情のモヤモヤを手放す時間を作りましょう。これは自分を守る大切なプロセスです。

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