こんにちは、HSP専門コーチ・カウンセラーのemiです。
私はHSP(Highly Sensitive Person)として、自分を理解し受け入れるプロセスで「エナジーケア」を実践し、その効果を実感しました。この経験を活かし、「エンブレイス・HSPキャリアメソッド」を通じて、多くのHSPの方々が安心して自分らしく生きられるようサポートしています。
エナジーケアは「気力」を維持・向上させる
エナジーケアとは、HSPの方々が特に敏感で疲れやすい「心身のエネルギー」を意識的に管理し、気力を維持・向上させるためのケア方法です。私はこのエネルギーを、東洋医学的な視点で考える「気力」に着目して定義しています。気力とは、体内に流れるエネルギーのようなもので、身体や心の健康状態に密接に関わるものです。
さらに、エナジーケアでは「エネルギー」を二重構造で捉えています。
外的エネルギー
外部からの刺激や環境によって影響を受けるエネルギー。日常生活や仕事、人間関係によって増減しやすいエネルギーです。
内的エネルギー
内面から湧き出る、自分自身の本質的なエネルギー。心の状態や健康、セルフケアの習慣に大きく依存するエネルギーです。
HSPの方々は、外的エネルギーに特に敏感で、外部からの影響を受けやすい傾向があります。しかし、内的エネルギーを整え強化することで、外的エネルギーに対する防御力を高め、心身のバランスを維持できるのです。この二重構造のエネルギーを意識的に管理し、整えることがエナジーケアの核心です。
エナジーケアを取り入れた理由は、エネルギーの消耗を防ぐため
HSPの方々は、感受性が鋭く、外部からの刺激や他人の感情、環境の変化に強く影響を受けやすいという特性を持っています。そのため、日常のストレスが知らないうちに蓄積され、心身のバランスが崩れることがよくあります。このような外部からの刺激でエネルギーが消耗されやすい状況に対処するために、Embraceでは東洋医学的な「気力」に着目し、気力の低下=エネルギー消耗と捉えて、エナジーケアをHSPコーチングに導入しました。
外的エネルギーと内的エネルギーのバランスを整える
エナジーケアでは、HSPが持つ高感受性を理解しながら、外的エネルギーと内的エネルギーの二重構造でエネルギーを管理します。これにより、感情的な疲労感やストレスを軽減し、日常の充実感を高めることができるのです。
エナジーケアでは、まず外的エネルギーと内的エネルギーを区別して捉えることが重要です。
この二つのエネルギーをバランスよく管理するために、エナジーケアでは外的エネルギーサークルを「エナジーシールド」、内的エネルギーサークルを「レジリエンス」と定義して、それぞれを強化するアプローチを採用しています。
エナジーシールドとは「防御壁」
エナジーシールドとは、外部からの影響を受けにくくし、心のエネルギーを保つための「防御壁」のようなものです。HSPの方は、感情や環境の変化に敏感に反応してしまうことが多いため、このシールドを強化することで、ストレスや疲労を軽減できます。
1. 日常的にセルフケアを取り入れる
エナジーシールドの強化において、セルフケアは重要な役割を果たします。以下のようなシンプルなセルフケアを日常に取り入れることで、外的エネルギーの影響を和らげ、内的エネルギーを維持することができます。
- 深呼吸:ストレスを感じた際に深呼吸を意識することで、外部からの圧力を緩和し、自分を落ち着かせることができます。
- ストレッチ:緊張が溜まった体をほぐすことで、エネルギーの流れがスムーズになり、リフレッシュ効果があります。
- 散歩:自然の中で歩くことは、外的エネルギーの影響をリセットし、心身をリフレッシュさせる効果があります。
2. 外的エネルギーの悪影響を遮断する
HSPは、職場や人混みなど、刺激の多い環境でエネルギーを消耗しやすいです。そのため、環境を工夫し、エネルギー消耗を最小限に抑えることが大切です。
- 短い休憩の取り入れ:仕事中やストレスを感じる場面では、短時間でも休憩を取ることが大切です。休憩の際に深呼吸やリラクゼーションを取り入れることで、エネルギーシールドを再構築しやすくなります。
- 自分に合った環境を整える:照明や音、香りなど、周囲の環境を自分にとって心地よいものに調整することは、エネルギー消耗を防ぐ効果があります。例えば、自分の好きな音楽を聴きながら仕事をしたり、リラックスできるアロマを焚くなどの工夫が有効です。
- 他者との境界線を意識する:感受性の高さは、他者のネガティブな感情にも影響を受けやすため、意図的に他者との距離をとり、必要のない情報は感受しない選択をすることも効果的です。
レジリエンスとは「精神的回復力」
レジリエンスは、外的エネルギーによりダメージを受けた後、迅速に回復する力、また跳ね返す弾力性です。HSPの方々は、外部の刺激に敏感なため、内的エネルギーを補充し、心身を回復させることが重要です。
1. 内的エネルギーを意識的に充電する
レジリエンスを高めるためには、内的エネルギーを定期的に充電する習慣を持つことが大切です。
- マインドフルネス:意識的な深呼吸など、自分の内面に集中し、リラクゼーションを図る方法です。心の静けさを取り戻すことで、内的エネルギーを充電し、外的エネルギーへの耐性を強化できます。
- 趣味の時間を確保する:趣味や好きな活動に時間を使うことで、内的エネルギーを補充し、感情のバランスを保ちやすくなります。絵を描いたり、音楽を聴いたりする時間を持つことで、心がリセットされ、次の挑戦に向けたエネルギーが生まれます。
- 東洋医学的アプローチ:鍼灸治療はもとより、医食同源に基づく内側からのセルフケアを充実させます。可能であれば自分でツボマッサージやセルフお灸、漢方薬などを辛い状態がある時には取り入れてみます。未病を含めた心身の状態を整えることに非常に効果的です。
2. 外的エネルギーに適応する力を鍛える
レジリエンスを鍛えるために、外部からのストレスやプレッシャーに対する適応力を強化するトレーニングを行うことが有効です。
- 認知行動療法的アプローチ:外的エネルギーによって心が動揺した際、自分の反応を振り返り、ストレスをポジティブに捉える方法を学びます。たとえば、困難な状況を「成長の機会」と見なし、内的エネルギーを維持するための思考を養います。
- ストレス管理の技術を学ぶ:日常的に簡単なストレス管理のテクニックを取り入れることで、外的エネルギーへの過剰な反応を防ぎます。具体的には、ジャーナリングやストレス解消のための運動(ヨガや散歩)が効果的です。
エナジーケア診断シートの活用
エンブレイスでは、エナジーケア診断シートを活用して、ご自身のエネルギー状態を把握できるようにサポートしています。このシートでは、外的エネルギーと内的エネルギーのバランスを可視化し、自分がどのような状況でエネルギーを消耗しているか、どの部分を強化すべきかがわかります。
診断シートを使うことで、エネルギーが不足している時期や消耗しやすい場面を見極め、適切な対処を行うことが可能です。これにより、HSPの方々は自分のエネルギーレベルを自覚的に管理し、日常生活でのストレスを減らすことができます。
実際の事例:エナジーケアの効果
実際にエナジーケアを取り入れた事例をご紹介します。
事例:30代女性・HSP・事務職
この方は、日々職場での対人関係や仕事のプレッシャーに敏感に反応し、疲労感に悩んでいました。コーチングの中で、エナジーケアを取り入れることで、次のような変化が見られました。
- エネルギーサークルと診断シートの導入:自身のエネルギー状態を把握し、どのタイミングで外的エネルギーが消耗されやすいかが分かりました。
- セルフケアの習慣化:職場で短い休息を取り入れ、エネルギーシールドを意識して強化しました。その結果、エネルギーの消耗を防ぎ、以前よりも疲労感が少なくなりました。
- レジリエンスの向上:思考のクセを意識して、エナジーケアを取り入れることで、ストレスを感じた際の回復力が高まり、気持ちの安定が得られるようになりました。
エナジーケアを通じてエネルギーの消耗を減らし、心身のバランスを取り戻し、以前から挑戦したいと思っていた行政書士の資格取得に向けて職場の理解を得て、学修をスタートさせることができました。
エネルギーのバランスが前向きなマインドセットを左右する
HSPの方々が日々の生活で自分らしく過ごすためには、外的エネルギーと内的エネルギーを適切に管理することが重要です。エナジーケアを通じて、レジリエンスを高め、エナジーシールドを強化することで、外部からのストレスや疲労感を軽減し、内的エネルギーを保ち、中庸(ゼロベース)的な安定したマインドセットを維持することができます。
「エンブレイス・HSPキャリアメソッド」では、HSPの特性に合わせたコーチングとエナジーケアを通じて、自己理解とキャリア形成をサポートしています。
先ずはエナジーケア診断シートを活用し、日々のエネルギー状態を確認しながら、自分に合ったケアを取り入れてみませんか?
エンブレイスでは、HSPの方々が安心して自分自身を受け入れ、自己実現を目指すためのサポートを提供しています。詳細はこちらからご覧ください。