【法人・企業】介護医療向け レジリエンス研修

現代のビジネス環境は急速に変化し、予測不可能な課題が次々と発生します。特に介護医療業界のような厳しい職場では、職員一人ひとりが逆境に強く、柔軟に対応できる「レジリエンス(精神的回復力)」を持つことが、組織の安定と成長に不可欠な要素となります。

Embraceが提供するレジリエンス研修は、単なるストレス管理に留まらない、革新的なプログラムです。社員が自己の価値観を見直し、人生全体を見据えた成長を促すことで、精神的な強さを育みます。特に「エンド・オブ・ライフ・リフレクション(人生の終わりを見据えた内省)」を取り入れることで、社員が自らの価値観や目標を深く理解し、日々の業務における生産性やモチベーションを高めます。

この研修を通じて、社員は心の健康を保ちながら、組織に対して長期的に貢献できる力を身に付けます。結果として、組織全体の持続的な成長を力強くサポートします。

ぜひ、Embraceのレジリエンス研修を導入し、社員の心の強さを育てることで、組織の未来をさらに安定したものにしてみませんか?

レジリエンスとは精神的回復力(心の弾力性)

レジリエンスは、逆境や困難な状況に直面したとき、心のバランスを保ち、立ち直る力です。これにより、個人はストレスをうまく管理し、予測できない事態に迅速かつ柔軟に対応できるようになります。現代の職場環境では、このレジリエンスが業績向上、従業員の幸福度向上、離職率の低下に直結しています。

エンド・オブ・ライフ・リフレクションとは?

「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」は、人生の終末期を意識して自己の価値観や優先事項を省みることで、より深い自己理解を得るプロセスです。この内省によって、日々の業務に対する新たな視点を持ち、ストレスやプレッシャーに強くなります。
厚生労働省が推進するACP(アドバンス・ケア・プランニング)にも関連し、人生全体を見つめ直すことで、社員一人ひとりの精神的成長と組織全体のパフォーマンス向上に大きく貢献します。

レジリエンスが低下している企業・組織の判断チェックシート

以下の20項目に対して、該当する場合にチェックを入れてください。該当数が多い場合、組織全体のレジリエンスが低下している可能性があります。

1.メンタルヘルスと従業員の状態

最近、ストレスや疲労を感じている従業員が増えている。

病気やストレスによる欠勤が増えている。

うつ症状やメンタルヘルスに関する相談が増えている。

従業員の退職率や離職率が上昇している。

2.チームワークとコミュニケーション

チーム内や部署間でのコミュニケーションが減少している。

意見の対立や摩擦が多く、チームの一体感が弱まっている。

会議や話し合いで、建設的な意見が出にくくなっている。

従業員が意見を言いづらい雰囲気がある。

3.業務と生産性

業務の進行が遅れており、締め切りに間に合わないことが多い。

生産性が低下していると感じるが、改善策が見つからない。

業務に対するモチベーションが低く、従業員がやる気を感じていない。

創造性や新しいアイデアが出にくくなっている。

4.リーダーシップとサポート体制

リーダーが従業員をサポートする機会が減少している。

マネジメント層が従業員の感情やニーズに気づいていない。

問題が発生しても解決策を見つけることができず、改善が見られない。

リーダーシップが一方的で、従業員の自主性を引き出せていない。

5.組織文化と環境

失敗を許容する文化がなく、従業員が挑戦を避ける傾向にある。

変化に対応する柔軟性が欠如している。

組織内の役割や責任が不明確で、混乱が生じている。

オープンなコミュニケーションやフィードバックを受け入れる土壌がない。

判定基準

チェック数が0~3個:組織のレジリエンスは比較的良好な状態です。現在の状態を維持しつつ、さらに強化する取り組みを進めましょう。

チェック数が4~7個:組織内で一部のレジリエンスが低下している可能性があります。早期に問題箇所を特定し、改善策を講じることが重要です。

チェック数が8個以上:組織全体のレジリエンスが著しく低下している可能性が高いです。根本的な対策を検討し、従業員のサポートや組織改革を進める必要があります。

このチェックシートを基に、レジリエンスの強化に向けた対策を講じ、従業員が働きやすい環境を整備していくことが重要です。


レジリエンス研修は、以下のような課題を抱える介護医療業界の組織に最適です

1. 職員のメンタルヘルスに課題がある
介護医療の現場では、過重な業務や精神的負担が大きく、職員のメンタル不調が増加していることがしばしばあります。その結果、パフォーマンスの低下や離職率の上昇が深刻な問題となっています。

2. 職員のストレス耐性を強化したい
介護現場は、患者様や利用者様との関係や業務の変化が日々多く、プレッシャーの高い環境です。こうしたストレスに対応できず、職員が精神的に疲弊してしまうケースが増えています。

3. 離職率が高く、職員の定着率を上げたい
職員は、介護医療業界の特有の厳しい環境やキャリアに対する不安を抱えることが多く、結果的に離職が相次ぎ、長期的に貢献する人材が定着しないという課題に直面しています。

4. チームの連携不足やコミュニケーションの問題
介護の現場では、職員同士の信頼関係やコミュニケーションが不足することで、チームワークが乱れ、生産性や業務の効率が低下することがあります。これは、患者様や利用者様へのケアの質にも影響を及ぼします。

5. リーダー層の強化が必要
急速に変化する介護医療の現場において、現場を統括し的確な意思決定を行えるリーダーが不足しているため、組織全体の指揮系統が弱体化し、業務の効率が悪化することがあります。

6. 職員の長期的なキャリア意識や成長意欲を高めたい
介護現場は短期的な業務に追われることが多いため、職員が自分のキャリアや将来を見据えた成長を意識しづらくなっています。その結果、職員のモチベーションや企業への貢献意識が低下しがちです。

Embraceのレジリエンス研修は、これらの課題を抱える介護医療業界の組織に最適なソリューションを提供します。職員一人ひとりのメンタルヘルスを強化し、チームの連携を深め、リーダー層を強化することで、組織全体の持続的な成長を支えます。


今まで社員のメンタルサポートにまで手が回らずにいた中小企業においては、組織内の人間関係の問題やメンタル不調を理由に退職する社員がいたとしても、それは個人の問題であり、自己責任として処理し、新たな人材を募集する体制を取り続けてきた企業も多いことでしょう。

しかし、少子高齢化が進む2030年には労働需要が7,073万人に対して労働供給が6,429万人と、644万人の人材不足になることが推計されています。

そしてこのような深刻な人手不足の問題は、既に様々な業界においてその影響が出始めていることも周知の事実です。

高額な費用をかけて募集広告を出してもマッチングする一人の雇用までに費やす時間と労力の負担に加えて、マンネリ化した人手不足は、組織全体のパフォーマンスを低下させ、新たな退職者を生む悪循環へとつながります。

人材は人財と言い換えられるように、社員一人ひとりのパフォーマンスを挙げていくことは、組織全体の利益となりますが、人財へと育てるための環境改善は給与や労働時間などのハード面だけでなく、今後は個人が自分らしく自己実現を見据えて働けるようなソフト面のサポートも重要視されていくと考えます。

「給料よりも休みが欲しい」

「所有する物より自分に投資がしたい」

現代は、物質的な豊かさよりも精神的な満足を重視する価値観へとシフトしています。このような時代の変革期において、企業や組織は、従業員の多様な価値観に寄り添い、どのようにサポートしていくかを模索しています。

かつては「出る釘を打つ」といった均質化が求められましたが、今では「出る釘を活かす」、すなわち個々の特性や違いを尊重し、それを組織の力に変える時代へと移行しています。

近年、職場におけるメンタルヘルスの問題、特にうつ病の増加が顕著で、中小企業にとっても大きな課題となっています。厚生労働省のデータによると、うつ病の罹患率は増加の一途をたどっており、特に長時間労働やストレス過多の職場環境が原因の一つとして指摘されています。このような背景を考慮すると、社員のレジリエンスを高めることは、メンタルヘルス対策としても有効であり、ひいては企業全体の生産性や持続可能性にも寄与します。

介護医療系の組織が成長を続けるためには、単に業績を追うだけでなく、社員一人ひとりの精神的な健康と成長を支える土壌を整えることが重要です。そのためには、レジリエンスを育む環境を整備し、個々の違いを認め合いながら、社員が心身ともに健全に働ける職場づくりを目指すことが、今後の組織全体の発展につながるでしょう。

Embraceのレジリエンス研修が選ばれる理由

1. 科学的アプローチ × 終末期の自己省察

最新の心理学や神経科学に基づいたアプローチと、「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」による深い自己省察を融合させた研修内容が、Embraceの特徴です。これにより、社員はストレスに対する耐性を高めるだけでなく、自分の価値観や人生の目標を明確にし、持続的なパフォーマンス向上を実現します。

2. 実践的なストレス管理技術

日々の業務で即座に活用できるストレスマネジメント技術を提供します。呼吸法やマインドフルネス、認知行動療法に関連した認知の歪み、社員が効率的にストレスを軽減し、長期的な精神的健康を維持するスキルを身につけます。

3. キャリアと人生を見据えた自己成長

「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」を取り入れることで、社員は自分のキャリアや人生全体を新たな視点で捉え、将来に向けた目的意識が高まります。これにより、日々の業務に対する姿勢も前向きに変化し、目標を持って仕事に取り組むことができるようになります。社員一人ひとりが自分の成長を実感することで、モチベーションが向上し、その結果、組織全体の生産性向上にもつながります。社員の成長を支えることで、企業・組織全体の未来も明るく開かれていくことにつながります。

4. 介護医療業界の特性に合わせて柔軟にカスタマイズができる

介護医療業界の組織は、それぞれ異なる課題やニーズを抱えています。Embraceでは、各組織の特性に応じたオーダーメイドのレジリエンス研修を提供し、職員一人ひとりの成長を支援するとともに、組織全体の成功をサポートします。

研修の内容は、介護現場ですぐに役立つ実践的なスキルや心の回復力を重視しています。そのため、短期間で職員が成果を実感し、現場でのパフォーマンス向上が期待できます。ストレスの多い環境で働く職員が、心身ともに健康を保ちつつ、患者や利用者により良いケアを提供できるようサポートします。

Embraceの研修は、職員一人ひとりの成長に寄り添い、組織の未来を共に切り拓くための強力なパートナーです。ぜひ、職員のレジリエンスを強化し、組織全体の安定と持続的な成長を実現するためにご活用ください。


研修内容の詳細

1. レジリエンスの基本スキル習得

最初にレジリエンスの基礎となる理論や実践技術を学びます。自己のストレスに気づき、それを効果的にコントロールするためのスキルを身につけます。

2. エンド・オブ・ライフ・リフレクションによる自己省察

社員が自分の人生の終末期を考え、自己の価値観や目標を明確にするセッションを提供します。この自己省察を通じて、社員は長期的なビジョンを持ち、日々の仕事や生活に新たな意義を見出すことができるようになります。

3. ストレスマネジメントとメンタルヘルスの維持

認知行動療法(CBT)やマインドフルネスを活用し、日々のストレスを管理する技術を習得します。これにより、社員は業務で直面するプレッシャーや変化にも柔軟に対応できるようになります。

4. チームビルディングとコミュニケーション強化

個々の社員がレジリエンスを強化するだけでなく、チーム全体の協力や連携を高めるためのセッションも実施します。これにより、組織内のコミュニケーションが円滑になり、チームとしての生産性が向上します。


Embraceのレジリエンス研修がもたらす効果

1. 精神的強さと柔軟性の向上

「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」を通じて、社員は自己の価値観を再確認し、職場での困難にも柔軟に対応できる力を身につけます。これにより、社員一人ひとりが強い精神力を持ち、日々のプレッシャーや予期しない出来事にも冷静に対処できます。

2. 離職率の低下と組織への貢献意識の向上

自己省察を行うことで、社員はキャリアや人生の意義を深く理解し、組織への貢献意識が高まります。これにより、離職率が低下し、長期的に企業への忠誠心を持った社員が育ちます。

3. チーム全体のパフォーマンス向上

社員が自己のストレスを管理し、精神的に安定することで、チーム内でのコミュニケーションや協力体制が強化されます。これにより、組織全体のパフォーマンスが向上し、生産性が飛躍的に改善します。

4. 持続可能なリーダーシップの育成

レジリエンス研修を受けた社員は、長期的なキャリアの目標を見据えながらリーダーシップを発揮することができます。逆境に強く、柔軟に対応できるリーダーを育成し、組織の成長を支える基盤を築きます。


研修講師 

レジリエンスケア講師 柴田恵美 (Shibata Emi)

私はこれまで、都内大学病院の特別(VIP)病棟や大学保健管理センター、大学病院附属看護専任教員、そして医療系講師としての経験を積み、医療現場や教育現場で幅広く活躍してきました。MBAを取得した後は、キャリア形成や組織運営のスキルをさらに磨き、多くの方々の人材育成やキャリア支援に携わってまいりました。

これらの経験を活かし、2024年には「エンブレイス・HSPキャリアメソッド」を立ち上げ、同時に「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」を取り入れたレジリエンス研修を提供することで、より多くの方々のキャリアや人生のサポートに取り組んでいきます。

さらに詳しい経歴や実績についてご興味のある方は、以下のリンクからご覧ください。

Embrace レジリエンス研修プログラム

テーマ内容形式
導入
「レジリエンスとは」
1.心の回復力(ストレス耐性)
2.自己認知(ニーズと承認)
3.今ある自分を見つめる
  1)ACPが推進される理由
  2)死生観について
講義
実践
レジワーク1
*「旅立ちの時」を疑似体験する
・体験後スモールディスカッション
演習
実践
レジワーク2
*「今ある自分」振り返りシートを記入する
・記入後スモールディスカッション
演習
フィードバック
「レジリエンスに反映させる」
1.今ある自分に立ち返る
  1)大切にしたいものは何か?
  2)自分が今できる事は何か?
  3)これからの目標は何か?
発表会
まとめ
ファーストコーススタンダードコース継続コース
*講義(45分)
*ワーク(90分)
*フィードバック
(45分)

1回

1回

2回/年
*選べるオプション
・個別相談会☞1枠(90分)
・事例検討
・メンター育成
・ブラッシュアップ

オプションから1項目選択

個別相談
3回/年

オプションから2項目選択
所要時間(目安)



3時間

5-6時間
年間契約

<研修テーマ その他の内容>

講座(講義)

レジリエンスとは何か/経験年数によって変化する非認知能力/マインドフルネスを実践しよう/自己実現とマインドセット/自己の死生観を見つめる

グループワーク⁡

レジリエンス強化ワーク/自己受容と他者受容/自分の強みを知る/死生観と向き合う/ケアリングワーク


事例検討

メンタルヘルスの対応/HSP・繊細さんへの対応/ACP/死生観について/終末期について/看取るということ/マインドフルネス


メンター育成⁡

メンターの役割/メンターのマインドセット/事例課題/メンタルサポートについて/ケアリング

ブラッシュアップ

自己の強み再発見/自己認知の理解/自己肯定感を高める/自己実現に向けて


新人教育

非認知能力とは/レジリエンスについて導入/メンタルヘルスについて導入/マインドセットについて導入

個別相談サポート

メンタルヘルスのアドバイス、メンタルサポートの介入、定期的フォローアップ

 ※ 主な内容の一部を載せていますので、他のメンタルサポートのテーマにつきましてもご相談ください。

社員一人ひとりの精神的強さが、組織全体の熱量とパフォーマンスを維持向上させます。Embraceのレジリエンス研修を通じて、社員が自己省察することで、今を生きる力を得て逆境に強くなる心を養います。企業の持続的な成長を支えるために、今こそ「エンド・オブ・ライフ・リフレクション」を取り入れた研修をご検討ください。
⁡Embraceのレジリエンス研修内容は御社のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。まずは無料相談で、以下のフォームからお問い合わせください。

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